石切剣箭神社宝物、大和政権史に新資料

記事番号:03632
年月:1985年07月

東大阪市の石切劔箭神社に伝わる宝物58点を調査していた奈良国立文化財研究所は、16日、これらの宝物が4世紀古墳時代前期の古墳から出土した一括副葬品であったことを発表。殊に中国製と見られる単鳳環頭大刀柄頭は、奈良県天理市、群馬県高崎市で出土した二口と同鋳のものであることが確認され、卑弥呼が魏王から下賜された「五尺刀二口」との関連が注目されるとともに、邪馬台国問題や初期大和政権の勢力を検討する上での新資料として注目された。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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