高松塚古墳発見さる

記事番号:02942
年月:1972年03月

奈良県高市郡明日香村上平田高松、文武陵の北約200メートルにある直径約18メートル、高さ約5メートルの円墳を、明日香村の依頼により橿原考古学研究所の人々が発掘中、21日に内部に彩色壁画があることを発見した。石室の天井には星辰、周囲の壁画には男女それぞれ4名づつと四神が描かれ、石室内からは漆塗り木棺片、海獣葡萄鏡一面ほか副葬品が発見された。とりあえず史跡に指定され、壁画保護の応急処置がほどこされて、4月22日に覆土、秋に再調査することになった。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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