ムンク展

記事番号:02880
年月:1970年09月

ノルウェーの生んだ巨匠エドワルド・ムンクの大展観がノルウェー国立美術館、オスロー市立ムンク美術館の協力により26日から10月18日まで、神奈川県立近代美術館で行なわれた。「叫び」「思春期」などの油絵37点、「不安」「接吻」など版画114点、版木6点で、版画の代表作はほとんど網らしていた。ヒューマンな画情でつらぬかれた作品群は時節柄、多数の観覧者をあつめ、殊に苦い世代の鑑賞層に非常な感銘を与え、共感を得たことは特筆に価する。東京新聞・中日新聞社主催、同展は46年2月まで、名古屋、神戸、京都を巡回。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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