ステパノフソ連文化省対外文化局長来日

記事番号:01880
年月:1957年03月

日ソ文化交流のための具体的諸問題をきめるため、ソ連のステパノフ対外文化局長が二六日来日した。同局長は二九日外務省を訪問し、日本側からカブキ、文楽のほか日本工芸美術品と図書展の開催を、また工芸品は展覧会後モスクワ博物館で買い入れたい旨を希望し、ソ連側からはバレー団、ピアニストのギルレス、バイオリニストのオイストラッフ二世など代表的な芸術家を派遣したい等具体案を示し、外務省の援助を求めた。なお同局長は日本に三週間滞在し、各方面の関係者と具体的交渉をすすめた。

登録日: 2014年04月14日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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