エジプト展開催

記事番号:02455
年月:1963年03月

東京国立博物館、朝日新聞社共催で、3月3日から5月5日迄東京上野の国立博物館で開催された。カイロのコプト美術館、エジプト美術館、イスラム美術館、又、アレキサンドリア、グレコ・ローマン美術館などから、メンカウラ像、書記の像、セヌセルト三世頭部など彫刻、工芸、染色、装具など258点が送られたもので、我国でこれだけまとまつてエジプト美術が紹介されるのは初めてである。 なお朝日新聞社は大阪本社創立85周年、東京本社創刊75周年記念事業の一つとして行つたわけで、展覧会の純益金を、アスワンダム建設で水没しようとするヌビア地方の遺跡、アブ・シンベル神殿救済費の一部に当てようとするのが目的とされている。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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