東邦彫塑院二科制廃止進言 

記事番号:00019
年月:1936年03月

東邦彫塑院では、帝展第三部の彫塑を甲乙二種に分つ新制度に予てより反対して其撤廃を進言し、第一回帝展には不出品の態度に出でたが、帝展開催の成績に鑑みて再び其の主張を繰返すこととし、三月四日同院常議員長谷川、国方、後藤、北村、関野等は文部省に石丸学芸課長を訪問して其の趣旨を説き、「帝展三部の分科に就て文部当局並に帝院会院諸賢に再び進言す」と題する意見書を提出した。尚其の文書は関係方面に送付した。

登録日: 2014年04月11日
更新日: 2020年12月11日 (更新履歴)
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