志水楠男
南画廊主の志水楠男は、3月20日心不全のため東京都杉並区の自宅で死去した。享年52。1926(大正15)年4月29日東京都に生まれる。44年自由学園高等科を中退、翌年応召する。48年数寄屋橋画廊につとめ、50年山本孝と共同で東京画廊を設立、翌年日本橋に南画廊を創設する。その後海外の前衛美術を積極的に紹介し、サム・フランシス、ジャスパー・ジョーンズ、アンドレ・デュシャンなどの作品を輸入する一方、山口長男、オノサト・トシノブ、堂本尚郎、飯田善国らの業績を紹介した。また、日本洋画商協同組合理事をつとめ、のち同組合から分離し東京相互会理事となった。
出 典:『日本美術年鑑』昭和55年版(271-272頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「志水楠男」『日本美術年鑑』昭和55年版(271-272頁)
例)「志水楠男 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9770.html(閲覧日 2024-10-16)
例)「志水楠男」『日本美術年鑑』昭和55年版(271-272頁)
例)「志水楠男 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9770.html(閲覧日 2024-10-16)
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