加藤一雄
美術評論家で、嵯峨美術短期大学教授の加藤一雄は、11月27日心筋梗塞のため死去した。享年75。1905(明治38)年7月31日大阪市に生まれ、27年第四高等学校を卒業した。31年京都大学文学部哲学科(美学美術史)を卒業し、34年京都市立絵画専門学校の助教授を経て教授となった。50年京都市立美術専門学校を退職し、同年より、京都市美術館学芸課に勤務した。61年7月同美術館を退職、66年関西学院大学文学部教授となった。74年関西学院大学を退職、同76年嵯峨美術短大専任講師となり、ついで翌77年より教授の職にあった。美術関係諸雑誌等に執筆多く、よどみない特有の文体でも知られた。主著に近代日本の絵画(河原書店)、日本近代絵画全集22(村上華岳、土田麦僊-講談社)、現代日本美術全集4(村上華岳、土田麦僊-集英社)、日本の名画4(竹内栖鳳-中央公論社)などがある。
出 典:『日本美術年鑑』昭和56年版(267頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「加藤一雄」『日本美術年鑑』昭和56年版(267頁)
例)「加藤一雄 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10281.html(閲覧日 2024-10-11)
例)「加藤一雄」『日本美術年鑑』昭和56年版(267頁)
例)「加藤一雄 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10281.html(閲覧日 2024-10-11)
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