近藤市太郎

没年月日:1961/01/06
分野:, (学)

美術史家、東京国立博物館学芸部資料課長近藤市太郎は、昭和36年1月6日、横浜市大附属病院で、心臓マヒの為逝去した。享年50歳。明治43年3月19日東京都港区に生れた。昭和7年東京帝国大学文学部美学美術史学科を卒業し、同9年11月に帝室博物館の研究員となり、20年に同館鑑査官となった。帝室博物館は戦後国立博物館として発足、26年には信発足の東京国立博物館の普及課長となった。その後さらに資料課長に転じたが、その間、国立博物館主催或は後援の形において各地で浮世絵展を開催し、企画、展示、講演に精力的な活動をつづけ、浮世絵を広く人々に理解させるために力を惜しまなかった。藤懸静也博士に師事し、近世絵画史のうちでもことに浮世絵を専攻し、新しい観点からの研究をすすめ、浮世絵研究家として広く国外にもその名を知られていた。没後、1月6日付で正五位勲五等に叙せられ瑞宝章を授けられた。又同日従四位に叙せられた。
主 要 著 書
昭和19年 「清親と安治」 アトリエ社
昭和19年 「日本風景版画史論」(楢崎宗重と共著) アトリエ社
昭和22年 「浮世絵の知識」 国立博物館奈良分館
昭和27~28年 「日本美術全集第1巻、第2巻(絵画編) 東都文化出版
昭和29年 「日本美人画選」上巻 東都文化出版
昭和30年 「歌麿」(アート・ブックス) 講談社
昭和31年 「歌麿」(日本の名画) 平凡社
昭和31年 「肉筆浮世絵」 電通
昭和32年 「初期風俗画」(日本の名画) 平凡社
昭和33年 「宗達・光琳派国宝画集」 電通
昭和34年 「浮世絵」(歴史叢書) 至文堂
昭和35年 「東海道五十三次」 平凡社

出 典:『日本美術年鑑』昭和37年版(121-122頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「近藤市太郎」『日本美術年鑑』昭和37年版(121-122頁)
例)「近藤市太郎 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9228.html(閲覧日 2024-03-01)

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