勝田蕉琴
日本画家勝田蕉琴は、9月9日老衰のため東京都北区の自宅で死去した。享年84才。本名良雄。明治12年福島県に生れ、若くして南画家野出蕉雨に師事した。明治32年橋本雅邦の門に入り、同35年東京美術学校日本画選科に入学した。同38年同校卒業後岡倉天心の推薦により印度王族タゴール家に招聘され渡印、仏画製作並びに仏教美術の研究に従事し、また印度政府の依嘱により、同国美術学校で東洋画を教授する。明治40年帰国し、その後は第1回文展をはじめ、戦後まで官展を舞台に活躍した。尚昭和26年以後は毎年革新美術協会に出品していた。
主要作品
明治40年 第1回文展「出城」「降魔」
明治45年 第7回文展「林の中から」
大正4年 第9回文展「曾根づたい」
大正8年 第1回帝展「粉雪降る朝」
大正15年 第7回帝展「無塵地」
昭和3年 個展開催。「玉子と玉葱」他。
昭和4年 第10回帝展「海濤図」
昭和14年 第3回文展「仔牛」
昭和16年 第4回文展「玄豹」(伊大使館買上)
昭和17年 第5回文展「夏の夕」(文部省買上)
昭和25年 第6回日展「鮮菜」
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「勝田蕉琴」『日本美術年鑑』昭和39年版(136頁)
例)「勝田蕉琴 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9073.html(閲覧日 2024-12-02)
例)「勝田蕉琴」『日本美術年鑑』昭和39年版(136頁)
例)「勝田蕉琴 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9073.html(閲覧日 2024-12-02)
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- ■美術界年史(彙報)
- 1936年01月 第一部会の運動
- 1936年04月 第一部会建白書提出
- 1940年09月 福陽美術会陸軍恤兵部に献画
- ■明治大正期書画家番付データベース
- 1908(明治41) 日本書画名覧_807166
- 1916(大正5) 大正五年度帝国絵画番附_807051
- 1919(大正8) 大正八年度帝国絵画番附_807061
- 1920(大正9) 大正九年度帝国絵画番附_807066
- 1921(大正10) 大正十年帝国絵画番付_807076
- 1923(大正12) 大正拾弐年度改正東西画家格付表_806936
- 1923(大正12) 大正十二年帝國絵画番付_807086
- 1926(大正15) 増補古今書画名家一覧_807116
- 1926(大正15) 大正十五年版 東洋画家名鑑_807026
- 1927(昭和2) 増補古今書画名家一覧_807121
- 1937(昭和12) 改訂古今書画名家一覧表 附古今書画名家印鑑譜_807016
- ■『美術画報』所載図版データベース(7件中ランダムで5件表示しています)
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