西田幾多郎

没年月日:1945/06/07
分野:, (学)

「西田哲学」の名によつて知られた、文学博士、帝国学士院会員西田幾多郎は6月7日鎌倉の自宅で逝去した。享年76。明治元年石川県に生れ、明治27年東京帝大哲学科選科を卒業、その後山口高校、四高、学習院等の教授を歴任して明治43年京都帝大助教授となり、以後京都帝大哲学科の指導者として大きい足跡を残した。著書は明治44年に出した「善の研究」をはじめ甚だ多いが、芸術哲学に関するものとしては「芸術と道徳」、「哲学論文集四」中に主要の論文があり、東洋的な独自の深い解釈をあたえている。

出 典:『日本美術年鑑』昭和19・20・21年版(102頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

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例)「西田幾多郎」『日本美術年鑑』昭和19・20・21年版(102頁)
例)「西田幾多郎 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8729.html(閲覧日 2024-04-26)

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