加藤貞雄 (かとうさだお)

没年月日:2014/03/17
分野:, (評)

 評論家で目黒区美術館館長、茨城県近代美術館長を務めた加藤貞雄は、3月17日肺がんのため死去した。享年81。
 1932(昭和7)年5月14日生まれ(本籍は千葉県船橋市)。55年早稲田大学第一法学部卒業。同年9月毎日新聞社大阪本社に入社する。65年から毎日新聞社東京本社学芸部に異動。主に70年代、80年代の公募・団体系の展覧会評を担当した。78年から学芸部編集委員、80年から学芸部長、82年から学芸部編集委員兼論説委員を務め、87年同社を退職する。87年10月より、日本人作家が海外で制作した作品を収集することを方針の柱とする目黒区美術館長に就任。1995(平成7)年から2007年まで茨城県近代美術館長を務め、同館の展覧会図録で、福王寺法林、下保昭、川崎春彦、加山又造らについて論述している。また『荻太郎』(日動出版部、2004年)収載の作家論「人間愛の“精神造型”」では、画家の70年にわたる画業を精密に記述している。94年、96年、98年には文化功労者選考審査委員、93年、94年、97年、98年には芸術選奨選考審査委員、91年、93年には安井賞選考委員を務めた。ほかに現代日本彫刻展、昭和会展、中村彝賞などの選考委員を務めた。

出 典:『日本美術年鑑』平成27年版(492-493頁)
登録日:2017年10月27日
更新日:2019年02月13日 (更新履歴)
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