佐藤助雄

没年月日:1987/10/19
分野:, (彫)

 日展監事の彫刻家佐藤助雄は、10月19日午後7時15分頃、東急世田谷線宮坂第2号踏切で轢死した。享年68。大正8年(1919)年4月22日山形市に生まれる。仏師だった父に木彫を学び、昭和11年上京後、後藤良の内弟子となり同じく木彫を学んだ。14年日本美術協会展で「ことり」が銅賞を受賞。次いで16年第4回新文展に「後庭菜果」が初入選し、18年第6回新文展で「従軍看護婦」が特選を受賞、政府買上となる。戦後、塑像に転じ、23年山形県展で「女の顔」が市長賞、27年「男の首」が日本彫塑家クラブ奨励賞を受賞。29年以後、北村西望富永直樹らに師事する。30年第11回日展「布を纒ふ女」、翌31年同第12回「清立」がともに特選を受賞。34年日展会員、39年評議員となり、しばしば審査員をつとめている。51年第8回改組日展「地と風」は文部大臣賞となり、54年の第3回グループ絆展出品作「振向く」により翌年日本芸術院賞を受賞、56年日展理事、62年同監事となった。この間、37年ヨーロッパに旅行し、また日本彫刻会にも出品、51年同会委員、55年理事、57年委員長となっている。おおらかで詩的な人物像を得意としていた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和62・63年版(336頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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