樋笠数慶

没年月日:1986/09/23
分野:, (日)

 日本美術院評議員の日本画家樋笠数慶は、9月23日正午、急性心不全のため東京都町田市の自宅で死去した。享年70。大正5(1916)年3月18日、香川県高松市に生まれ、本名数慶。高松第一中学校を卒業後、郷倉千靭に師事する。昭和16年第28回院展に「雨季」が初入選。戦後、日本美術院内部の研究会和泉会で、前衛芸術や抽象芸術なども研究した。31年第41回院展で「夕暉」が奨励賞を受賞し、32年第42回院展「鵜」は日本美術院賞を受賞。続いて、33年同第43回「白映」が日本美術院次賞、35年第45回「華翳」が奨励賞、36年第46回「春雪」は再び日本美術院賞を受賞し、36年日本美術院同人に推挙された。自然の移ろいを静視した風景・花鳥画を描き、37年第47回院展「懼」、38年第48回「神話」などを出品。47年第57回「暉晨」が内閣総理大臣賞、58年第68回「春潮」は文部大臣賞を受賞した。また日本美術院評議員をつとめていた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和62・63年版(322-323頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2019年06月06日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「樋笠数慶」『日本美術年鑑』昭和62・63年版(322-323頁)
例)「樋笠数慶 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9988.html(閲覧日 2021-07-24)
to page top