八木敏

没年月日:1987/05/05
分野:, (工,染)

京都市立芸術大学教授で、高木敏子の名で染織作家として知られた八木敏は、5月5日肺がんのため京都市上京区の吉岡病院で死去した。享年63。わが国前衛陶芸の推進者として著名な故八木一夫の夫人であり、染織作家として活躍した八木敏は、大正13年1月21日京都市に生まれた。はやくから父に織技法を学ぶとともに、洋画家太田喜二郎、刺繍作家岸本景春にもついた。昭和15年紀元二千六百年奉祝美術展に「秋綴織壁掛」が初入選、その後文展に出品した。戦後の同27年、八木一夫と結婚、また同年から京都市立美術学校(のち京都市立芸術大学)で教えた。同33年改組第1回日展に意欲的な立体作品「綴織室内装飾」を出品し注目された。同50年には日展を離れ、国際展や個展で制作発表を行った。作品は他に「貌」(同51年)などがある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和62・63年版(330頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「八木敏」『日本美術年鑑』昭和62・63年版(330頁)
例)「八木敏 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9810.html(閲覧日 2024-05-26)
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