大舘健三
洋画家、一水会会員大舘健三は、10月14日死去した。享年75。明治35年11月25日東京都に生まれ、大正9年川端画学校に入り藤島武二に師事、同11年東京美術学校西洋画科入学し、在学中太平洋画会、聖徳太子奉讃展に出品、昭和2年同校を卒業する際奨励賞を受け、引き続き研究科へ進んだ。翌3年和田英作教室の制作助手となった。同4年一水会に初入選し、以後同展へ出品を続け、戦後の同21年一水会会員となった。この他、日展、美術団体連合展などにも出品、同44年には山元好信と二人展を開催、5回展まで続け、同46年には六悠会を創立し制作発表した。戦後の一水会への出品作には、「童踊」(第9回)、「ふたり」(第15回)、「二女による構成」(第28回)、「閑庭」(第36回)などがある。
出 典:『日本美術年鑑』昭和53年版(280頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「大舘健三」『日本美術年鑑』昭和53年版(280頁)
例)「大舘健三 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9679.html(閲覧日 2024-10-10)
例)「大舘健三」『日本美術年鑑』昭和53年版(280頁)
例)「大舘健三 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9679.html(閲覧日 2024-10-10)