小川洗二
新興美術院理事小川洗二は、5月13日東京都渋谷区の自宅で、狭心症のため死去した。雅号倩葭。享年57才。明治38年3月15日茨城県稲敷郡に、日本画家小川芋銭の二男として生れた。日本美術院試作展、第2回聖徳太子奉讃美術展、茨城美術展等に作品を発表した。昭和3年東京美術学校図案科を卒業し、その後は専ら挿絵を描いた。昭和12年石井鶴三、木村荘八、中川一政、岩田専太郎等と挿絵倶楽部を設立した。昭和33年新興美術院会員となり、同36年には理事に推されている。
出 典:『日本美術年鑑』昭和38年版(138頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「小川洗二」『日本美術年鑑』昭和38年版(138頁)
例)「小川洗二 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9066.html(閲覧日 2024-09-13)
例)「小川洗二」『日本美術年鑑』昭和38年版(138頁)
例)「小川洗二 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9066.html(閲覧日 2024-09-13)