堂本漆軒

没年月日:1964/07/29
分野:, (工)

漆工芸家、堂本漆軒は明治22年11月3日京都市で生れた。本名五三郎。富田香漆に師事し漆芸を学んだ。昭和3年第9帝展が初入選となり、そのご屡々入選をつづけ、昭和18年までに文帝展入選8回、戦後は日展に作品を発表し、26年以来出品依嘱、29年第10回日展審査員晩年は日展評議員をつとめていた。官展以外は京都市展、京都工芸展などにも出品し、京都工芸作家協会理事、全日本工芸美術家協会京都支部の要職をつとめるなど長老として京都漆芸界の発展に大いに尽力した。日本画家、堂本印象の実兄にあたる。

出 典:『日本美術年鑑』昭和40年版(133頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「堂本漆軒」『日本美術年鑑』昭和40年版(133頁)
例)「堂本漆軒 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8982.html(閲覧日 2024-04-25)
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