河野通勢
新聞小説の挿絵に特異の境地を出して大衆的人気をよんだペートル河野通勢は3月31日逝去した。年55。明治28年群馬県に生れ、一時は長野にも住んでいたことがある。二科会第1回から出品し、草土社展にも発表、大正13年春陽会賞をうけ、15年春陽会々員となつたが、昭和4年国展会員に推薦されて以後この会にとどまつた。代表作には11回文展の「自画像」や第8回国展「ピクニツク」などがあり、突きこんだ異色ある人物画をかいた。エツチングにも特色を出し、また挿絵等の風俗描写にも鋭い表現を示した。
出 典:『日本美術年鑑』昭和22~26年版(142頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「河野通勢」『日本美術年鑑』昭和22~26年版(142頁)
例)「河野通勢 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8936.html(閲覧日 2025-04-26)
例)「河野通勢」『日本美術年鑑』昭和22~26年版(142頁)
例)「河野通勢 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8936.html(閲覧日 2025-04-26)
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