中筋幹彦

没年月日:1956/02/24
分野:, (洋)

自由美術家協会々員中筋幹彦は、2月24日胃癌のため逝去した。享年30歳、自宅、東京都世田谷区。大正14年8月14日大阪府南河内郡に生れた。昭和19年松江高校を経て東大に学んだが、21年中退して画生活に入つた。27日新樹会展に出品、また最初の個展を開いた。その後毎年1回個展による制作発表をつづけ、30年、第4回展を行つた。森芳雄に教えられるところ多く、30年には自由美術家協会の会員として迎えられたが、第19回展に、静物2点を出品したのが最後となつた。31年5月、サエグサ画廊で遺作10余点が陳列された。

出 典:『日本美術年鑑』昭和32年版(174頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「中筋幹彦」『日本美術年鑑』昭和32年版(174頁)
例)「中筋幹彦 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8916.html(閲覧日 2024-04-20)
to page top