赤松雲嶺
日展出品依嘱作家赤松雲嶺は10月16日敗血症で逝去した。享年62才。自宅は大阪市東住吉区。明治25年12月12日大阪市に生れた。本名好亮。明治32年大阪の南画家小山雲泉のもとに入門し、雲泉没後、45年さらに姫島竹外(昭和3没)につき南画を学んだ。大正4年第9回文展に「渓山清趣」(2曲1双)が初入選となり、そのご帝展の第5・8・9回をのぞき毎年官展に出品し、昭和5年第11回帝展から無鑑査待遇となつた。日本南画院同人で、また画塾墨雲社を主宰していた。戦後は、日展の出品依嘱者として昭和25年第6回日展に「香落湊」を出品している。主要作品に南画院出品の「惜春」(2曲1双)、帝展出品の「金風万籟」「木曾川」などがあり、他に大阪府から東久迩宮へ献上の「金剛山の図」、秩父宮へ献上の「高槻名所の図」、天皇神戸行幸の折、衝立に揮毫の「玉堂富貴の図」などがある。
出 典:『日本美術年鑑』昭和34年版(155頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「赤松雲嶺」『日本美術年鑑』昭和34年版(155頁)
例)「赤松雲嶺 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8870.html(閲覧日 2024-12-12)
例)「赤松雲嶺」『日本美術年鑑』昭和34年版(155頁)
例)「赤松雲嶺 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8870.html(閲覧日 2024-12-12)
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