大口理夫

没年月日:1948/11/10
分野:, (学)

美術史家大口理夫は、11月10日都下桜町病院に於て没した。享年40。明治42年愛知県に生れ、昭和7年東京帝国大学文学部美学及美術史科を卒業した。はじめ日本国宝全集の編輯にたずさわり、のち脇本楽之軒の東京美術研究所或は国際文化振興会に勤務した。更に文部省国宝調査室に嘱託として勤め、機構改正に際し国立博物館に転じたが、この頃から病床に在り、遂に再び立たなかつた。彫刻史専攻の新進学者として又美術評論家として招来の大成を期待されたが、その逝去は惜まれる。その著書に「日本彫刻史研究」がある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和22~26年版(138頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「大口理夫」『日本美術年鑑』昭和22~26年版(138頁)
例)「大口理夫 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8741.html(閲覧日 2024-04-18)

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