平木政次

没年月日:1943/04/07
分野:, (洋)

明治洋画の先達平木政次は4月7日逝去した。享年85。安政6年江戸板倉藩邸に生れ、明治6年五姓田芳柳の門に入り、11年には玄々堂印刷所に入社した。明治10年第1回内国勧業博覧会には「九段招魂社より富嶽を望む図」を出品、第2回内国勧業博覧会には「不忍池畔」、明治20年東京府主催工芸品展覧会には「父の座像」を出品し、明治23年明治美術会委員となつた。また明治13年より教育博物館に入り植物標本図を作製、後、帝国大学理科、東京高等師範の助手としてこの方面にも尽力し、大正4年退官してからは旧藩主板倉家の家扶となつたこともある。作品としては文展第1回「残雪」が知られるほか、著書に「明治初期洋画壇回顧」がある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和19・20・21年版(85頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

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例)「平木政次」『日本美術年鑑』昭和19・20・21年版(85頁)
例)「平木政次 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8661.html(閲覧日 2024-10-10)

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