栗原忠二

没年月日:1936/11/12
分野:, (洋)

洋画家栗原忠二は胃癌の為11月12日夜杉並区の自宅で逝去した。享年51。明治19年10月21日静岡県に生る。同45年東京美術学校西洋画科本科卒業。大正元年10月英国へ留学、同3年ブラングインに師事し、同8年英国王立美術家協会の準会員に推薦さる。同13年帰朝。同15年再渡英し昭和2年帰朝。同4年同志と共に第一美術協会を創立し爾後同会展に於てのみ作品を発表した。同8年築地洋画研究所を設立、同10年海軍省の依囑により宮城内顕忠府に納むべき上海事変油絵6枚を揮毫、同11年6月ホテル・ニユーグランド(山中湖)の壁画「歓楽の港」を完成した。

出 典:『日本美術年鑑』昭和12年版(147-148頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「栗原忠二」『日本美術年鑑』昭和12年版(147-148頁)
例)「栗原忠二 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8490.html(閲覧日 2024-12-05)

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