後藤泰彦

没年月日:1938/07/29
分野:, (彫)

構造社会員後藤泰彦は昭和13年5月出征し、中支戦線に於て伍長として奮戦中7月29日敵弾を受け、名誉の戦死を遂げた。
明治35年4月3日、熊本県に生る、昭和4年妻子を郷里に残し単身上京、一時彫刻家田島亀彦に師事したが、後彫塑を独修し、昭和5年構造社展に初入選し、同7年会友に、同9年会員に推薦され現在に至った。晩年の作品として「黎明」「李氏騎馬像」「永井柳太郎氏像」等がある。尚構造社第12回展に於て、遺作を陳列した。

出 典:『日本美術年鑑』昭和14年版(110頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

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例)「後藤泰彦」『日本美術年鑑』昭和14年版(110頁)
例)「後藤泰彦 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8440.html(閲覧日 2024-04-20)
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