斉藤吉郎

没年月日:2000/02/18
分野:, (彫)

 彫刻家で日展参与を務めた斉藤吉郎(号素石)は、2月18日午前9時55分、急性心筋梗塞のため東京都板橋区の病院で死去した。享年88。1911(明治44)年3月8日、北海道小樽市に生まれる。北海道庁立小樽中学を卒業後、1937(昭和12)年から東京の構造社研究所で斎藤素巌に師事。40年の第13回構造社展に初入選し、同年「土器を持つ女」で紀元二千六百年奉祝展に入選。43年第16回構造社展で研究賞、49年「凝視」で第5回日展特選、52年「粧い」で第8回日展特選・朝倉賞を受賞。61年からたびたび日展審査員を務め、62年に日展会員、68年から日展評議員、1992(平成4)年から日展参与を努めた。75年には紺綬褒章を受章している。主にブロンズ像を手がけ、写実を基調としながら、流れるような線で全体を優雅にまとめる作風に定評があった。

出 典:『日本美術年鑑』平成13年版(229頁)
登録日:2014年10月27日
更新日:2019年06月06日 (更新履歴)
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