秋元松子

没年月日:1995/01/30
分野:, (洋)

 光風会名誉会員の洋画家秋元松子は、1月30日午前0時5分、急性腎不全のため千葉県流山市の流山病院で死去した。享年95。明治32(1899)年6月4日、当時の千葉県東葛飾郡流山町に生まれ、跡見女学校を卒業、大正10(1921)年頃より富田温一郎に師事し、ついで岡田三郎助に師事した。昭和6(1931)年の第12回帝展に「盛夏読書」が初入選、同9年の第15回帝展に「閑庭」、同17年の第5回新文展に「早春池畔」がそれぞれ入選した。戦後は、同21年の第2回日展から出品をつづけ、同32年の第13回日展に出品した「静物」が特選となった。この作品は、形態の解釈や筆致など主観性のつよい表現ながら、色彩は中間色を基調に、美しくひびきあったものであった。また、白日会、朱葉会などにも会員として出品していたほか、同21年に光風会会員となり、同展にも出品をつづけ、平成7年の第81回展には、奔放な表現による「枯葉と土器と」が、遺作として出品された。

出 典:『日本美術年鑑』平成8年版(310頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2017年09月28日 (更新履歴)
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