宮地寅彦

没年月日:1995/09/23
分野:, (彫)

 日展参与の彫刻家宮地寅彦は、9月23日午前30分、脳こうそくのため東京都小平市の自宅で死去した。享年92。明治35(1902)年9月24日に石川県金沢市に生まれ、昭和2(1927)年東京美術学校彫刻科を卒業、翌年の第9回帝展に「白哲」が初入選。また構造社展にも出品、「猫」によって構造賞を受賞、会員となった。戦後は、日展を中心に出品をつづけ、審査員をつとめ、また出品委嘱をかさねた。また、日木彫塑会の選考委員、理事などもつとめた。同39年には日展評議員となり、同45年には参与となった。近年は、次第に人体表現のなかにフォルムの単純化による抽象的な要素をもりこむようになっていたが、平成7(1995)年の第27回展には、ブロンズによる座像「口笛」が遺作として出品された。

出 典:『日本美術年鑑』平成8年版(324頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2019年06月06日 (更新履歴)
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