市之瀬廣太
読み:いちのせひろた
日展会員で名古屋芸術大学名誉教授の彫刻家市之瀬廣太は2月23日午後10時44分、急性肺炎のため名古屋市の病院で死去した。享年85。明治42(1909)年8月20日岐阜県瑞浪市土岐町6645に生まれる。昭和2(1927)年岐阜県多治見工業制支彫刻科を卒業。同年5月大倉陶園に入社するが、同4年11月に退社して、構造社彫塑研究所に入所し斎藤素巌に師事する。同6年構造社展に初入選。同7年同展研究賞を受賞し、両社会友となる。同8年同展構造賞を受賞し、翌9年同社会員となる。戦後、第1回日展に「女ノ坐像」で初入選し以後同展に出品。同29年第10回日展に「流想(ながれにおもう)」を出品して特選となる。同30年日展に無鑑査出品。同36年日展委嘱。同37年日展に「破る」を出品して菊華賞受賞。同39年日展会員となった。写実にもとづく端正な女性像を得意とした。
出 典:『日本美術年鑑』平成8年版(311頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月25日 (更新履歴)
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例)「市之瀬廣太」『日本美術年鑑』平成8年版(311頁)
例)「市之瀬廣太 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10550.html(閲覧日 2024-11-03)
例)「市之瀬廣太」『日本美術年鑑』平成8年版(311頁)
例)「市之瀬廣太 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10550.html(閲覧日 2024-11-03)
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