塚本張夫

没年月日:1990/06/28
分野:, (洋)

 創元会常任委員、日展会員の洋画家塚本張夫は、6月28日肝臓ガンのため東京都杉並区の清川病院で死去した。享年82。明治40(1907)年9月21日広島に生まれ、県立広島一中を経て昭和2年東京美術学校西洋画科に入学、藤島武二教室で学んだ。在学中の同3年第9回帝展に「内海風景」が初入選、第11回帝展にも「初秋の内海」が入選した。同7年美術学校を卒業し研究科に進み翌年修了。帝展、新文展をはじめ、光風会、一水会展へ制作発表、戦前の作品は他に、「椅子による婦人」(第14回帝展)、「少女」(第5回新文展)、「ロシアの少女(マガ嬢)」(第23回光風会展)などがある。戦後は日展、創元展、現代美術総合展、美術団体連合展などに出品した。同25年創元会会員。日展では、同31年第12回日展に「小閑」で岡田賞を受賞、同58年日展会員に推挙された。日展への出品作に「編物」(第13回)、「足をふく」(新日展第1回)、「少憩」(改組日展第1回)、「ルクセンブルグ風景」(第15回)など。創元展出品作には「室内(第15回)、「モレー風景」(第35回)、「廃城の上より(フランス)」(第48回)などがある。

出 典:『日本美術年鑑』平成3年版(300頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2019年06月06日 (更新履歴)
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