山本兼文

没年月日:1992/04/03
分野:, (彫)

 二紀会会員の彫刻家山本兼文は4月3日午前7時29分、筋委縮性側索硬化症のため鳥取市の鳥取赤十字病院で死去した。享年73。大正7(1918)年12月19日、鳥取県に生まれる。鳥取大学を卒業。昭和24(1949)年第34回院展彫刻部に「山添氏像」で初入選。以後同展には同26年から34年まで出品を続けた。同34年第13回二紀展に「和」で初入選。同35年第14回同展に「戒(1)」「戒(2)」を出品して褒賞受賞。同46年第25回同展に「戒」を出品して同人賞を受け、同48年同会会員に推された。同52年第31回同展に「石会」を出品して文部大臣賞受賞。院展には写実を基本とする人体像を主に出品していたが、二紀会に移ってからは抽象的作品を制作するようになった。石の量塊感を生かし、変形を加えた直方体を組みあわせた簡素な造形を特色とした。兼文の号も用いている。

出 典:『日本美術年鑑』平成5年版(314 頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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