林重義

没年月日:1944/03/15
分野:, (洋)

 文展審査員、国画会会員林重義は胃癌の為3月16日逝去した。享年49。明治29年兵庫県に生れ、京都市市立絵画専門学校に学んだが中途退学し関西美術院に転学した。大正9年鹿子木孟郎に洋画を学び、同12年二科展に入選して以来毎年出品し、大正15年には二科賞を受けた。昭和3年渡仏、翌年フランスより二科展に出品し会友に推挙された。5年帰国し滞欧作品を二科会に出陳し、後同士と共に脱退、独立美術協会を創設、以後独立展に出品を続けたが、独立展に超現実派の流行するに及び、資生堂に個展を開き純写実主義を主張、12年遂に独立を脱退した。翌13年文展に出品してからは主に文展に出品したが14年には同志と共に霜林会を組織し展覧会を開いた。昭和17年国画会々員となり、紀元二千六百年奉祝展、第6回文展には審査員となつた。氏の晩年は写実主義の中に日本的な味を出す事に努めていた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和19・20・21年版(90頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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