福田青藤

没年月日:1988/01/28
分野:, (日)

 日本南画院副理事長の日本画家福田青藤は、1月28日午後3時30分、心不全のため大阪府池田市の市立池田病院で死去した。享年91。明治29(1896)年9月29日大阪市福原区に生まれ、本名忠雄。大阪市立西野田尋常高等小学校高等科を卒業後、永松春洋に師事する。大阪美術学校に学び、同校を卒業。春洋門下の矢野橋村に師事し、南画を学ぶ。昭和5年第11回帝展に「秋山夕照」が初入選し、8年第14回帝展に「水濱暮色」が再び入選。11年の文展鑑査展にも「幽翠」を出品し、洋風を加味した繊細な南画作品を制作した。13年第1回日本新興南画院展「幽禽還山」、17年第1回大東南宗院展「秋晨」など、南画をめぐる新たな創作運動にも参加。また南京、揚州、抗州、盧山など2ケ月にわたって中国を遊歴し、風景を探勝した。戦後、35年に再興された日本南画院に参加し、同展で文部大臣賞、桂月賞、南画院賞などを受賞、常務理事、副理事長などを歴任した。また大阪美術協会にも参加し、会長、顧問をつとめている。

出 典:『日本美術年鑑』平成元年版(253-254頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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