磯矢陽
東京芸術大学名誉教授の漆芸家磯矢陽は、5月30日胃がんのため東京都青梅市の市立総合病院で死去した。享年83。号阿伎良。明治37(1904)年2月1日東京市小石川区に生まれる。大正15年東京美術学校漆工科を卒業。戦前は帝展、新文展、日本工芸作家協会展、日本漆文化展等に出品、また、昭和8年東京美術学校講師となり、のち助教授として教鞭に立った。戦後は生活工芸集団に所属し同展に出品、また、日本デザイナークラフトマン協会、三艸会、日本漆工協会などに所属する。昭和46年東京芸術大学教授を停年退官し名誉教授となる。退官後は、生活に根ざした漆工芸を唱え、朱文筵工房を主宰した。
出 典:『日本美術年鑑』昭和62・63年版(331頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「磯矢陽」『日本美術年鑑』昭和62・63年版(331頁)
例)「磯矢陽 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9829.html(閲覧日 2024-12-04)
例)「磯矢陽」『日本美術年鑑』昭和62・63年版(331頁)
例)「磯矢陽 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9829.html(閲覧日 2024-12-04)