武藤弘之

没年月日:1977/01/05
分野:, (洋)

洋画家、新構造社会員武藤弘之は、1月5日頸骨々折のため死去した。享年64。明治45年3月3日埼玉県入間郡に生まれる。埼玉師範学校卒業後、昭和6年から岡田三郎助に師事、同8年白日会展に入選し、以後旺玄会、新構造展に出品入選した。同15年渡鮮し京城に在住、同17年第22回朝鮮総督府美術展出品作「街」が総督府買上げとなり、翌年円光会会員となる。同21年引揚げ後挿絵界で活躍、同36年新構造社会員となり、同45年第42回新構造展に「冬の虹」で三村賞を受賞、同48年の第44回展では「壁」で岡田賞を受賞、さらに同51年の第48回展では「武蔵野の森」で東京都知事賞を受けた。この間、同46年に坂戸美術協会をおこし会長となったほか、埼玉県美術教育連盟副連盟長、入間地区美術教育研究会長をつとめた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和53年版(253頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「武藤弘之」『日本美術年鑑』昭和53年版(253頁)
例)「武藤弘之 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9700.html(閲覧日 2024-03-28)

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