水清公子

没年月日:1977/12/25
分野:, (洋)

洋画家水清公子は、12月25日老衰のため京都市北区の自宅で死去した。享年76。明治34年3月3日兵庫県姫路市に生まれ、兵庫県立高等女学校を卒業し、黒田重太郎に師事、戦前は関西美術院関係者で創設された白亜会に所属し昭和4年同会会員となり、同6年全関西展で朝日賞を受賞、翌7年無鑑査となった。同10年第22回二科展に「水蓮」で初入選し、以後同展に出品、同17年第29回展に「太田の沢」を出品して会友となった。戦後は同22年第二紀会創立に参加して同人となり、翌年第2回第二紀展に「母子像」と「美人草」を出品し同人努力賞を受賞した。以後同展に出品を続けた。人物や花を得意とし、京都の女流洋画家の草分け的存在であった。

出 典:『日本美術年鑑』昭和53年版(286-287頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「水清公子」『日本美術年鑑』昭和53年版(286-287頁)
例)「水清公子 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9674.html(閲覧日 2024-04-26)
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