山崎光洋

没年月日:1979/08/23
分野:, (陶)

京都伝統陶芸家協会幹事の陶芸家山崎光洋は、8月23日心不全のため京都市北区の鞍馬口病院で死去した。享年89。1890(明治23)年5月3日石川県能美郡に生まれ、1912年京都へ出て早苗会に入塾し山元春挙に日本画を学ぶ。13年第1回農展に「辰砂花瓶」が入選。16年第4回農展に「辰砂花瓶」が優賞を受け、以後商工展に出品する。26年パリ万国博で最高賞を受賞、また京都美術工芸展にも出品受賞する。戦後の51年清水六兵衛らと無厭会を結成し、58年まで展覧会を開催する。60年京都伝統陶芸家協会を創立、幹事に就任する。主要作品に「辰砂大花瓶」(31年)、「鳳凰紋花瓶」(41年)「釉裏紅大花瓶」など。

出 典:『日本美術年鑑』昭和55年版(290頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「山崎光洋」『日本美術年鑑』昭和55年版(290頁)
例)「山崎光洋 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9532.html(閲覧日 2024-04-20)
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