楠田撫泉
皮革工芸(革染)作家の楠田撫泉は、肺炎のため、11月14日、京都市の平松外科病院で死去した。享年82。本名は信太郎で、明治27(1894)年2月14日、京都市に生まれた。始め日本画家の三宅呉暁に師事し、後、革染の製作を専門とするようになった。昭和2年帝展以降、帝展、文展、日展等に出品して独得の技法を生かした革染作品を発表した。日展依嘱作家。戦前のパリ万国博で金賞を受賞(外務省買上げ)した。
出 典:『日本美術年鑑』昭和52年版(288頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「楠田撫泉」『日本美術年鑑』昭和52年版(288頁)
例)「楠田撫泉 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9505.html(閲覧日 2024-12-02)
例)「楠田撫泉」『日本美術年鑑』昭和52年版(288頁)
例)「楠田撫泉 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9505.html(閲覧日 2024-12-02)