後藤貞二

没年月日:1970/02/28
分野:, (洋)

 後藤貞二は、2月28日逝去した。明治36年5月22日東京京橋に生れた。大正10年東京美術学校に入学、昭和元年同校卒業、その間岡田三郎助に師事していた。兵役を終えたのち昭和3年から5年迄フランスに留学、シャルダンの静物小品などに惹かれた。帰国後結婚、同7年春陽会に静物2点を出品、同会には9年にも2点静物画を出品した。13年新古典派のメンバーとなったが意見合わず退会、13年以後日本美術会アンデペンダン展に3年間出品したが、その後は一切の公募展に参加せず個展による発表を主とした。静物、人物が主で、いづれも対象に対する深い観照と愛情から生れた写実の作品であった。個展は、昭和16年第1回(銀座菊屋)、17年第2回(右同)、30年第3回(銀座資生堂)、36年第4回(銀座松屋)、38年第5回(右同)、41年第6回(東京プリンスホテル)又46年フジ・アートギャラリーで回顧展を開いた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和46年版(99頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
to page top