山岡良文
日本画家山本良文は、17日心筋こうそくのため東京の自宅で死去した。享年59歳。本名良文。明治44年東京に生れ、根岸小学校、巣鴨中学校を卒え、京都絵画専門学校を卒業した。石崎光瑤、川端竜子に師事し、青竜社展に出品した。前期自由美術家協会に所属し、同志と歴程美術協会を昭和13年に創立した。また新日本画研究会に参加するなど終始日本画の前衛画家として知られた。戦後は、永い療養生活を送り、歴程の再建に尽力し、昭和45年之を再建し、第1回歴程美術協会小品屋発表後死去したものである。主もな作品に「ガソリン風景」(4回青竜社)、「消費都市」(昭和10年新日本画研究会)、「山霊の合歓」(3回歴程)などがある。なお同氏は明治の山岡鉄舟の孫にあたる。
出 典:『日本美術年鑑』昭和46年版(109頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「山岡良文」『日本美術年鑑』昭和46年版(109頁)
例)「山岡良文 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9350.html(閲覧日 2024-12-14)
例)「山岡良文」『日本美術年鑑』昭和46年版(109頁)
例)「山岡良文 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9350.html(閲覧日 2024-12-14)