松本姿水
日本画家松本姿水は、10月23日心臓衰弱のため死去した。享年85才。本名秀次郎。明治20年5月26日栃木県宇都宮市に生れ、同35年上京して日本画を学ぶ旁ら白馬会洋画研究所で洋画を学んだ。大正2年第7回文展に日本画「初秋の朝」が初入選し、同6年川合玉堂に師事した。大正8年第1回帝展に「薫風」が入選し、以後毎年入選し、第6回帝展「暮るゝ春」(二幅対)で特選となった。昭和2年帝展委員となり、同9年第15回帝展では審査員となった。昭和13年野田九浦、岩田正己、望月春江等とともに日本画院を結成、創立同人となり以後同展に出品をつゞける。戦後は、昭和22年第3回日展に招待となり「ひいるむぎ」を出品し、その後も引続き発表している。主要作品「初秋の朝」「ほとゝぎす」「梨の花散る夕」「明暗」等。
出 典:『日本美術年鑑』昭和48年版(88頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「松本姿水」『日本美術年鑑』昭和48年版(88頁)
例)「松本姿水 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9332.html(閲覧日 2024-09-14)
例)「松本姿水」『日本美術年鑑』昭和48年版(88頁)
例)「松本姿水 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9332.html(閲覧日 2024-09-14)
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