八木一艸

没年月日:1973/09/02
分野:, (工,陶芸)

陶芸家の八木一艸(本名榮二)は、心肺機能不全のため、9月2日、京都市の京都桂病院で死去した。享年79歳。大阪市出身で、大正初め京都市陶磁器試験所で陶磁を学び、京都陶芸界の古い指導者である。大正9年、楠部弥一らと共に「赤土社」を結成し、わが国近代陶芸の道を開いた。戦後は無所属を通し、特に中国宋風の青磁、均窯などに優れた作品を残した。端正な作風で知られ、ロクロ技術は名人芸といわれた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和49・50年版(250-251頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「八木一艸」『日本美術年鑑』昭和49・50年版(250-251頁)
例)「八木一艸 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9285.html(閲覧日 2024-04-18)

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