桜井猶司

没年月日:1969/01/30
分野:, (商)

永年画商として活躍した兼素洞主人桜井猶司は、1月30日心筋こうそくのため港区の自宅で死去した。享年73才。明治29年群馬県安中に生れ、明治43年上京した。15才で三越呉服店美術部に入り、ここで美術への修練をつみ、鑑賞界に重きをなした「淡交会」「七絃会」「春虹会」などを手がけ昭和21年三越を辞めた。その後画商兼素洞として起ち、数々の展観を活発に主催して斯界における存在を知られた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和45年版(78頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「桜井猶司」『日本美術年鑑』昭和45年版(78頁)
例)「桜井猶司 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9256.html(閲覧日 2024-04-20)

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