片岡銀蔵
光風会会員片岡銀蔵は、明治29年1月18日岡山県小田郡に生れた。大正10年東京美術学校西洋画科を卒業し更に同研究科に学んだ。在学中の大正8年第1回帝展が初入選となり、その後帝展に出品をつづけ第9回展で「裸婦」が特選、更に11回展でも「仰臥裸婦」が特選となっている。昭和2年より巴里を主として西欧に約2ケ月遊学、また、満州事変、第二次世界大戦に従軍している。戦後派日展に出品、かねてから出品していた光風会展では昭和31年に会員に推された。殆ど裸婦を主とした制作で、晩年に祭礼に取材した「鬼」の作品などがある。ぜんそくのため1月26日没した
出 典:『日本美術年鑑』昭和40年版(124頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「片岡銀蔵」『日本美術年鑑』昭和40年版(124頁)
例)「片岡銀蔵 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9150.html(閲覧日 2025-04-27)
例)「片岡銀蔵」『日本美術年鑑』昭和40年版(124頁)
例)「片岡銀蔵 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9150.html(閲覧日 2025-04-27)
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- ■明治大正期書画家番付データベース
- 1923(大正12) 大正十二年帝國絵画番付_807086
- 1937(昭和12) 改訂古今書画名家一覧表 附古今書画名家印鑑譜_807016