細島昇一

没年月日:1961/07/14
分野:, (洋)

水彩画家細島昇一は、7月14日中野区の自宅で、脳溢血のため死去した。享年66歳。明治28年栃木県真岡市に生れ、栃木県師範学校を卒業後、久しく教員職にあり、昭和9年日本水彩展に「賓頭廬尊者」を出し、N賞を得て会員となった。その後図画教育書の編纂にたずさわり、その傍ら財団法人育英奨学会を創立し主事となる。戦後再び教職に戻り、昭和24年日本水彩画会幹事となり同会の運営に当った。また27年には示現会会員となり日展にも入選している。尚日本水彩画会会誌19号には多くの追悼の辞がよせられている。

出 典:『日本美術年鑑』昭和37年版(126頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「細島昇一」『日本美術年鑑』昭和37年版(126頁)
例)「細島昇一 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9128.html(閲覧日 2024-04-19)

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