楳崎洙雀

没年月日:1969/03/28
分野:, (日)

日本画家楳崎洙雀は3月28日腹膜下出血のため京都市左京区の自宅で死去した。享年73才。本名金太郎。明治29年愛媛県宇和島市に生れ、橋本関雪に師事した。第4回帝展に「嘉興の暮雨」が初入選し、以後官展を中心に発表し、戦後は日展委嘱として出品していた。この間、独乙ベルリン展、米国トレード展など海外展にも参加し、大正10年以後数回にわたり中国旅行をして画嚢をこやしている。主な作品に「室内静物」(昭26)、「如来像」(昭28)、「博物館」(昭29)、「海の幻想」(昭30)などがある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和45年版(69頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

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例)「楳崎洙雀」『日本美術年鑑』昭和45年版(69頁)
例)「楳崎洙雀 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9106.html(閲覧日 2024-03-29)
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