正木篤三

没年月日:1950/10/25
分野:, (学)

元国民精神文化研究所員正木篤三は、10月25日新宿区の自宅に於て逝去した。享年46。正木直彦の二男として東京に生れ、第一高等学校を経て東京帝国大学文学部国文学科に学び、昭和5年卒業、同年帝国美術院附属美術研究所嘱託となり、同13年美術研究所員に任ぜられた。同16年国民精神文化研究所に転じて所員となつた。終戦後は、繊維貿易公団に勤務したが、病を得て再び立たなかつた。その著書に「本阿弥行状記と光悦」があり、「美術研究」誌上に発表した論文に「弥勒来迎図考」「川合家本聖徳太子伝絵考」などがある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和22~26年版(144頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「正木篤三」『日本美術年鑑』昭和22~26年版(144頁)
例)「正木篤三 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8940.html(閲覧日 2024-04-20)

以下のデータベースにも「正木篤三」が含まれます。

外部サイトを探す
to page top