宅野田夫
南画家宅野田夫は6月26日病気療養中、港区の自宅で永眠した。享年59歳。本名清征。明治28年4月19日福岡県に生れた。大正3年本郷洋画研究所に入り、岡田三郎助に師事した。同5年中国に渡り、広東、上海、漢口、青島等に遊び、同8年呉昌碩、王一亭に南画を学んだ。同10年第3回帝展に「大滌子石涛和尚」を出品したほかは、主として個展によつて作品を発表した。昭和6年には宮内省の依嘱によつて、「菊花御紋章の形状研究」を雑誌「大日」に発表し、同10年大日本新聞社を創設した。
出 典:『日本美術年鑑』昭和30年版(178頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「宅野田夫」『日本美術年鑑』昭和30年版(178頁)
例)「宅野田夫 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8842.html(閲覧日 2024-09-20)
例)「宅野田夫」『日本美術年鑑』昭和30年版(178頁)
例)「宅野田夫 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8842.html(閲覧日 2024-09-20)
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- 1926(大正15) 大正十五年版 東洋画家名鑑_807026
- 1927(昭和2) 増補古今書画名家一覧_807121