杉田禾堂
日展参事、全日本工芸美術家協会委員長杉田禾堂は、7月29日逝去した。享年69歳。本名精二。明治19年8月1日長野県松本市に生れ、同45年東京美術学校鋳造科を卒業した。大正8年同校講師となり、昭和3年には商工省工芸指導所嘱託第二部長、同7年大阪府商工技師を歴任、同12年商工省貿易局嘱託として欧米各国に出張した。作家としては官展に出品し、昭和4年帝展特選及び推薦となり、同8年帝展審査員となつて以来、新文展、日展の審査員を屡々勤め、同25年日展参事となつた。同26年全日本工芸美術家協会設立と共に初代委員長に就任し、美術工芸界の長老であつた。
出 典:『日本美術年鑑』昭和31年版(152頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「杉田禾堂」『日本美術年鑑』昭和31年版(152頁)
例)「杉田禾堂 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8787.html(閲覧日 2024-10-08)
例)「杉田禾堂」『日本美術年鑑』昭和31年版(152頁)
例)「杉田禾堂 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8787.html(閲覧日 2024-10-08)
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- ■美術界年史(彙報)
- 1951年03月 文部省買上げ美術作品決る
- 1939年04月 工芸美術輸出報国会結成