御厨純一
第一美術協会々員御厨純一は2月7日東京都文京区の自宅で急逝した。享年62。明治20年佐賀市に生れ、白馬会菊坂洋画研究所に於て長原孝太郎に学び、更に同45年東京美術学校西洋画科を卒業した。大正4年に美術学校の同窓生と40年社を組織して同人となり、同13年には渡仏昭和3年に帰朝した。帰朝後昭和4年2月、青山熊治、濱地青松、片多徳郎等と第一美術協会を創設し力作を出品していた。昭和12年海洋美術会創立と共に会員となつた。代表作に第一美術協会展出品の「ガンの塔」「白菊」「坂」「菊庭」「夜の自画像」「静浦」等がある。
出 典:『日本美術年鑑』昭和22~26年版(136頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「御厨純一」『日本美術年鑑』昭和22~26年版(136頁)
例)「御厨純一 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8694.html(閲覧日 2024-12-14)
例)「御厨純一」『日本美術年鑑』昭和22~26年版(136頁)
例)「御厨純一 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8694.html(閲覧日 2024-12-14)
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- ■美術界年史(彙報)
- 1936年07月 海軍館陳列画執筆者決定
- 1938年12月 昭和十三年中海軍従軍画家
- 1942年05月 海軍省美術家派遣